2016-05-06 百年河清ヲ挨ツ 古語曲解 【左氏伝 襄公八年】 春秋期、魯に尾生という男がいた 鄭に旅したときに 河清という男と知り合い、黄河の畔で酒を飲む約束をした 約束の時刻、約束の場所に尾生は出かけたが 待てど暮せど 河清は来ない 正直な尾生は いつまでも待った 付近の住民は これを見て 百年 河清を挨つが如し と 嘲ったものである よって、馬鹿正直で融通が利かない人間を嘲っての謂いである