3月4月は、山火事シーズン
タバコの火の不始末が原因の一番手ですが、落雷も怖い
落雷の場合、山頂部から出火することが多く
そうなると、地上消防隊が容易に近づけない。
で、消防防災航空隊の出番なんですが
例えば、栃木防災ヘリAW139の場合、
空中消火タンク(1800リットル)が
装備されていますが、これが使えない・・・
139は機体底面と地表とのクリアランスが小さく、
タンクの装着に手間がかかるうえに
地上移動の際に腹を擦るからです
ベル412は良かったなあ・・・
で、仕方なくバケットを使う
消火用バケットの容量は、たったの600リットル
しかも満杯にすることは まず無いので
実務的には500リットル以下
一般的な水槽付消防車(タンク車)の
水槽容量は10000リットルなので比較にならない
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山火事を覚知した消防本部から出動要請があると
まず自県防災ヘリが出動するわけですが
前述のようにバケット容量がしょぼいので
他県防災ヘリに応援を要請して、3~4機がかりで
消火活動をします
で、そのうち県庁が焦れてきて
自衛隊に応援要請をします
航空消火は、防災ヘリでは力不足なのが実情
で、チヌークさんの登場です。CH-47JA輸送ヘリコプター
空中消火バケットは最大約7600リットル
これが4機ぐらい出てくると壮観です
ついでに、UH-1Jハンターさんが出てくることも多い
(続く)