古語曲解

暇人の妄言なので、試験勉強の参考にしないようにね

疾風知勁草 

疾風ニ勁草ヲ知ル

後漢書」王覇伝

 

王覇は、新末・後漢初の人

後漢光武帝・劉秀の臣下で、雲台28將の一人

劉秀がいかなる苦境のときも、王覇は裏切ることが無かった

 

劉秀が更始帝・劉玄の大敵の難を避け、遠く移動したとき

王覇は、騎馬でその後を追った

そのとき、更始帝の放った密偵が王覇を尾行したのである

その密偵は、実は王覇の知己であった

王覇が草原に出たときである

時ならず、疾風が辺りを覆った

密偵は身を隠そうとして腹這いとなったが、周りは丈の低い草である

草が疾風により薙ぎ倒されて、頸から上が露わになった

王覇と密偵とは互いを凝視した

「疾風によって勁草を知った」王覇は言った

この謂いは以下のとおりである

「其方は、私を追って慎重に行動したのであろうが

時ならず風があり、身を露わにしてしまった」

よって、

どんなに注意深く行動しても、時に利が無ければ

思いがけず不手際をするものだ

なお、本邦の戦国時代にあって

密偵なり間者なりを「草(くさ)」と呼んだのは

この故事によるのである